アルファのMA-1の歴史を知るともっとMA-1選びが楽しくなる

ジャケット/アウター

1940年代からフライトジャケットが変わっていく!


画像https://ja.wikipedia.org/wiki/F-80_(戦闘機)#/media/ファイル:PG19-B.JPG

飛行機がプロペラからジェットへと変わっていくなかで、

飛行機の高度が上がったことにより、フライトジャケットは革のジャケットから保温性に優れ軽くて動きやすいナイロン製のものに変わっていきます。
 


画像 アルファ
 
この時、生まれたのがB15フライトジャケット、後にファーの襟からニット素材を使ったMA-1に引き継がれていきます。
 

1959年、米国防省はドブス・インダストリーズ(後のアルファ インダストリーズ)に、軍用ジャケットの見直しを依頼。
以後、アルファ インダストリーズは米軍用品供給メーカーとしてMA-1のデザインに携わることになります。


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この時のMA-1のカラーはセージグリーンの一色のみ!

パイロットが地上で防御のためカモフラージュする際に、周囲に溶け込みやすい色として、セージグリーンが選ばれています。

 

1960年代、ベトナム戦争へのアメリカ介入。

数百、数千という単位で米国兵を東南アジアへと送ることとなったアメリカはより多くの軍事物資が必要になり、

その副産物として、アルファ インダストリーズは従業員500名を超える企業に成長します。

 

画像アルファ

60年代初めに作られた「J-8279B」モデル。MA-1の代表色であるセージグリーンの表地(アウターシェル)と裏地(ライニング)が使用されています。
*注 リバーシブル仕様ではない。

 

1963年、MA-1はリバーシブル仕様に!


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ライニングはブライトインディアンオレンジ。
この鮮やかなオレンジカラーは視認性が高く、遠くからも発見しやすく、
当時、兵士には飛行機の墜落事故など不測の事態が発生した場合、オレンジのライニング面を表に着用することが指示されていた様です。

MA-1のライニングに人物証明書を縫い付ける!

画像 https://store.shopping.yahoo.co.jp/t-createshop/pn-bl-01.html
米軍兵が万が一敵地において負傷した場合の対策として
複数言語で米軍空軍兵であることと安全に米軍に戻れるよう案内が記載されていました。
 

1970年代 中綿の素材が変わる!

保温のための中綿がウール素材からポリエステル系繊維に変わったことで軽量化を図られる。
 
1975年ベトナム戦争が終戦すると、パイロットたちのジャケットが民間の人々の手へ。
兵役を満了した兵士は軍を去る際、フライトジャケットを持ち帰ることが許可されていた様です。
そのため、パイロット本人や残された家族によってヴィンテージ衣類コレクターのもとへとMA-1ジャケットが渡っていきました。
 
軍への納品完了後、手元に残っていたジャケットをアルファ インダストリーズは軍の放出物資店で販売していました。


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その際、軍に納品するジャケットと区別するため、1本線入りのラベルを「3本の黒い横線」入りラベルに差し替えていました。
その後、アメリカ軍兵士が着用しているジャケットと全く同じ機能性を持った3本線のジャケットを求める姿が多く見受けられるようになります。

 
激動の1980年代
 
市場での「横3本線」ブームを受け、アルファ インダストリーズのロゴが変更されます。
80年代、初代の一般向けロゴとして企業名の裏に3本線が引かれたデザインが採用され、


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今日ではブランドの頭文字「A」に3本線を引いたデザインが、ブランドロゴとして起用されています。
 
レーガン政権下において国防総省からの需要が急激に高まり、1980年代半ばには衣類だけで18億ドルが消費される市場が復活しましたが、ベトナム戦争の終戦やロシアとの冷戦に伴い、1990年代初頭にかけて最大時から比べると需要が75%も下降傾向をたどります。
 
その状況下、アルファインダストリーズは、米軍向けのビジネスから一般消費者向けミリタリーベースのグローバルブランドへ転換を図ります。
 
1990年代
アメリカ軍に代わって、企業が宣伝の一環としてMA-1を取り入れるようになるとMA-1は多彩なデザインに発展。

画像 アルファ

機能性が良くてシンプルなモデルとは打って変わって、映画タイトルや企業名があしらわれたデザイのMA-1が登場します。

カラーはセージグリーンの他にブラック、ブルー、イエローなど様々な色彩が取り入れられました。
 
MA-1ジャケットをセンセーショナルな存在として押し上げたのが日本でも洋画配給収入1位を記録した
トム・クルーズ演じる映画『トップガン』です。
 
2000年代
 
2000年代に突入すると、アルファ インダストリーズは米国軍だけのメーカーから一般層向けのミリタリーブランドとして変化を遂げていきます。

これまでの過去50年間で生まれた代表的な衣類のレプリカを製造や、ストリートで着用可能なアウターを展開。


画像 https://www.instagram.com/p/BdPs0NwAf8a/
MA-1はミリタリー愛好家だけのものから普段の街服愛好家へと広がっていきます。

 

アルファ インダストリーズの今!

画像 アルファ

現在、アルファ インダストリーズでは、
オリジナルモデルのセージグリーン×オレンジライニングのクラシックモデルははもちろん、米軍空軍兵の証明だった人物証明書を想起させるパッチを配したモデルやU.S.Aのバックエンブロイダリーを配したモデル等、50年もの長い歴史を踏襲した様々なデザインのMA-1を発売しています。
 

画像 アルファ
2018-19年秋冬コレクションではカモフラージュ柄を全面に配した新たなデザインを提案しています。

 
 

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